ドイツ記

ドイツ旅行で心に残ったうまいものを書くよ。

(1) ギャートルズ肉
ドイツはバイエルン地方の伝統料理、シュヴァイネハクセ(schweinehaxe)
豚すね肉のローストなのだが、とにかくデカイ。そして骨付き。
味は癖がなく、やわらかく、うまい。(うまかった。)

(2) 黒い森のサクランボトルテ
ドイツの有名な針葉樹林地帯、それがシュヴァルツヴァルト (Schwarzwaeld) 。「黒い森」という意味。
この地域の伝統菓子が、シュヴァルツヴァルター・キルシュトルテ (Schwarzwaelder Kirschtorte) 。「黒い森のサクランボトルテ」という意味。
上品な味で、これもうまい。

(3) ビール祭
この次期、ミュンヘンでは年に一度のオクトーバーフェスト (OktoberFest) が行われる。
会場には巨大テントが10数個立ち並び、そのすべてがビアホールなのである。
その中で“Ochsenbraterei”に入る。
1リットルジョッキになみなみと注がれたビールを片手に「乾杯!」
ビールも美味かったが、食事も最高だった!
ファインステ・バイエリシュ・オクセンレンデ(Feinste Bayerische Ochsenlende)。上サーロインのバイエルン風。
すっげーやらかくて、そしてソースもうまい!

(4) 白ソーセージ
ビール祭の開催地であるミュンヘンの名物は、ミュンヒェナー・ヴァイスヴルスト (Muenchener Weisswurst)。白いソーセージ。
茹でて、皮をむいて食べる。上手にむくのはなかなか難しかったぞ。
わりにあっさり味。

(5) 秋の料理
この時期は収穫を祝う時期。ということでこの時期にしか食べない料理をいただく。
ツヴィーベル・クーヒェン (Zwiebelkuchen)
玉ねぎケーキという意味だけどお菓子ではなくてキッシュみたいな感じ。
これに、フェーダー・ヴァイサー (Federweisser)という、今年仕込んだ醗酵途中のワインを合わせていただく。
ワインは「羽毛の白」という名の通り、白く濁っていた。

(6) カレーソーセージ
名前もそのまま、カリーヴルスト(currywurst)
ソーセージを焼いてケチャップとカレー粉をかけたもの。
単純だがうまい。街中でよく売っているもののひとつ。
カリーブルストは、パンもしくはポム・フリと一緒に食べる。
ポム・フリは、正確にはポム・ドゥ・テール・フリ (pommes de terres frites) というのだが、縮めてポム・フリと読んでいるらしい。ポム・ドゥ・テールはフランス語で「地面の林檎」すなわち「じゃがいも」のことらしい。フリはフランス語でフライのこと。そう、結局はフライドポテトのことです。
しかし、なぜフランス語?そういえば英語でもフレンチ・フライと言うよな。

(7) 鶏の丸焼き
これも街中でよく売っているもののひとつ。
ヘーンヒェン(haehnchen)というのは若鶏のことを指すのだが、
ドイツでは鶏の丸焼きの代名詞となっている。
こんがりローストした後、1/2羽をいただく。
皮はパリパリ、中はジューシー!